CTC製法
初めて見たときは、まるで金魚のえさみたいに丸まった様子から
どうしてこんなへんてこな(けっしておいしそうに見えない)紅茶
なんだろうと思いました。
実はこのまんまるく丸められた紅茶が、アッサムティの90%を占めている
そうです。C=Crush(押しつぶす)、T=Tear(ひきちぎる)、C=Curl
(丸める)。潰して、引きちぎって、丸める。その乱暴な作業を1台の機械がやって
しまう。
一体何のために?紅茶の作り方は、酸化させない緑茶や途中で酸化を
とめるウーロン茶と違って、完全にお茶の葉を酸化させます。
その酸化を短時間で効率的に行うための製法なのです。アッサムティの
製造(加工)工場には、このCTCマシンが何台も並んで動いているそうです。
また、CTC製法は従来の伝統的な作り方(オーソドックス製法)に比べて
短時間で酸化が進むという製造上のメリットに加えて、お湯の中で紅茶の
成分が溶け出すスピードも速い。(まるで深蒸し茶みたいですね)
つまり、加工するのにも、飲む(淹れる)のにも、手っ取り早くすむ、とても
画期的な製法と言えます。アッサムのような一大生産地に向いた作り方なのでしょうね。
これに対して、繊細な香りと味がウリのダージリンは、そのデリケートな風味を
引き出すために、こうした(CTCのような)作り方はせず、できるだけお茶の葉の
組織を壊さずに仕上げます。
CTC製法ではない、ダージリンのような伝統的な作り方をオーソドックス製法
といいます。セイロンティもそのほとんどがオーソドックス製法です
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