グリニッシュ
ダージリンティの作り方は、空気と触れさせた萎調の後、その繊細な香味が
損なわれないように、ソフトに揉んで(揉捻)仕上げます。
酸化も100%させないで(一般に紅茶は100%といわれますけど)、香りが
もっともよいところでストップさせる。なんだかウーロン茶の作り方に似て
ますね。
完全に酸化させないとお茶の葉は、茶色一色ではなく、こころなしか緑がかった
色合いになります。酸化の程度が少ない、そのせいで緑がかった紅茶を
グリニッシュと呼びます。
春先に摘まれるファーストフラッシュ(お茶でいう一番茶)などはフルーティで
フレッシュな青草のような香味を生かすため、グリニッシュが多いみたいです。
さて、ダージリンは山間の気候を生かした香り高い紅茶。アッサムは広大な
平原で作られる濃厚でコクのある紅茶。この対照も南アルプスの麓で採れる
本山茶と日本一の茶処で育つたっぷりとした味わいの牧ノ原のお茶に例え
られそうです。
昼夜の気温差が大きく、日照時間の少ない本山のお茶が、繊細でさわやかな味
であるのに対して、遮るものがなく、さんさんと太陽が降りそそぐ牧ノ原の
お茶は葉肉が厚く、蒸し時間を長くすることで、よりマイルドでコクのある味
わいに。
アッサムティにおけるCTC製法は、牧ノ原の茶葉で作られる深蒸し茶に
なぞらえるとわかりやすいかも知れませんね。
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