摘みたての新茶をマイナス20度で氷温貯蔵し、コクが強くまろやかな風味を冬季限定でご提供
・品種・・やぶきた
・産地・・静岡県牧ノ原
・特徴・・新茶のフレッシュな味わいと対照的に、コクとまろやかさ
・風味
甘味★★★★☆
苦味★★☆☆☆
渋味★☆☆☆☆
香り★★★☆☆
・淹れ方・・ポット(魔法瓶)から湯呑みにお湯をとり、それを茶葉の入った急須へ。そのひと手間で、より甘味・うま味の増したおいしさが味わえます。お湯に溶け出すのは比較的早いので、20秒くらいしたら湯呑みに注ぎ分けてください。
摘み立ての新茶をマイナス20度で半年間保存したら、コクがあってまろやかさの増した味に。食品を凍る直前の温度(氷温といいます)で保存すると、凍るまいとして不凍物質(ブドウ糖やアミノ酸)を生成するそうで
これは、イモや白菜をおいしくする技法と同じです。秋に収穫したサツマイモを寒い蔵にいれておくと、芋は凍ってたまるか、と自らの体の成分を分解する。
デンプンを分解してブドウ糖をつくるのですが、それが干し芋が甘くなる原理です。
冬の間、雪の中に白菜をくぐらせるとおいしくなるのも同じ原理で、北国では寒ざらしとか寒造りとか、寒さを活用した調理法が行われてきました。
この熟成生茶もおなじ手法で作るので、コクがあってまろやかになります。
当店で秋から冬にかけてご案内する熟成生茶は1度試していただきたい製品です。常連さんには季節のご挨拶や年末年始のギフトにご利用いただいています。