たったひとつの商品で
バターケーキひとつで商売している広島の長崎堂さんへ
地方発送ができますか?と問い合わせてみると、「これから
ファックスしますので」といわれて、FAXが流れてきました。
見てみると宅急便の料金表なのです。その料金表を見て
送料をチェックし、それにお菓子の料金を加えて現金書留で
送金して下さい。
なおその際、お菓子の到着は、でき次第で結構だ。そんな
ことも書き加えてくれると助かる。確かそのような内容でした。
いやあ、これには驚いた。人が聞いたら、ずいぶん高飛車な
売り方だ思うでしょうが、おそらく、そういうつもりはなく、地方から
問い合わせが増えて、さしあたって、宅急便の申込用紙が
あったので、それにお菓子の値段を書き添えて、それを
ファックスするというやり方を何度かやり、そのまま続いている。
生産が注文に追いつかないのが現状なので、何日に
届きます、と約束できない。それで・・・。ということだろう。
そう思いながらも、うらやましい話であります。
商業者にとって、たったひとつの商品でそれも製造販売で
営業できることは、商売の理想です。伊勢の赤福もお菓子の
単品売上で世界一だそうです。
洋菓子で長崎堂さんみたいな店が静岡県沼津にあります。冨久家
さんという店です。勉強と思って、静岡へ行った帰りに
立ち寄ってみました。お店の中のショーケースの7割が
ロールケーキです。ケースの後の黒板には予約注文がずらっと
並んでいます。値頃(1200円か)でおいしい。シューロールを
広めた店かな。場所はほんとにパッとしないところです。
だから、極論に聞こえるけど、特徴があっておいしくて値頃で
そうした商品が上手に口コミに乗れば、こういうことが起こる。
売れない、人が来ない。は通用しないよ、という話ではあります。

シューロール