いわき市の新盆のお返し(返礼品)事情

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いわき市の新盆のお返し(返礼品)事情

いわきでは、家族をその年に亡くした家が初めて迎えるお盆を新盆といい、親戚でなくても親しい人はお金を包んで焼香に訪れます。そのときの返礼品の注文をご案内するため、毎年4月くらいから訪問活動をしています。
ほとんどが初めてたずねるお家で、玄簡に「セールスお断り」なんてプレートが貼ってあったりするとチャイムを鳴らすのを躊躇してしまいますが。

でも、けんもほろろに、冷たく断られることはあまりありません。(10件に1件くらいはあるかも)。それと共働きが多いのか、あるいは家族が少ないのか、7割近い家はルスです。ルスの時は、名刺の裏側にこんなメッセージを書いて・・・

「こんにちは、小名浜の高木園といいます。失礼ですが○○さまのお宅で今年新盆とお聞きし、お盆の返礼品のご案内に伺いました。
チラシと試食見本が入っております。お試しくださいせ。・・・」

これを持参したサンプルセットに入れて封をしポストに入れてきます。

 新盆のお返しのご案内で最初にお届けするサンプルセットの中身は毎年変えていますが、ご挨拶の手紙とパンフレット代わりのチラシ、それとお茶、のり、梅、そうめん、お菓子類、うどん、珈琲、紅茶などの試食見本です。食べ物、飲み物は試食していただくのが一番わかりやすいし、商品力には少なからず自信を持っているので。

2022年新盆おススメサンプル

新盆返礼品に人気の商品サンプル

僕の家でも新盆をしたことがあるのでよくわかるのですが、本当にびっくりするくらいあちこちの業者さんから返礼品に関するDMが届きます。でも、サンプルが入っていることはまずない。
また、それらのDMで紹介されているものをお返しにするには物足りないという方も少なくありません。

またご家庭でも新盆はそれほど頻繁に行うものではないため、以前やったことがあっても段取りを覚えていなかったり、そもそも新盆に関してはあまり知識がなく、何をどうやっていいか分からない方には、私どもがアドバイスや事例をお話することでスムーズにいくこともあります。

最近はコロナの影響もあり、少し新盆をやる方も減っていて、また新盆のお宅にお伺いすることを遠慮されることも増えているようですが、新盆に関わるものとして故人を偲ぶことの大切さは忘れないようにしたいと思います。