ちょっと太めでコシがあり、すっきりした味わいは手技の賜物。
少し太めだから、一見うどんのようだけれど、食感はコシがあってのど越しよくて、まるで冷製パスタを思わせる。この歯応えのある食感と透明なすっきりした味が人気の理由です。
徳島市から吉野川を上流に向かう途中にある、無人駅の町は、そう賑やかそうには見えないのですが、半田そうめんのメーカーの看板がたくさん目につき、秋田の稲庭の光景とよく似ていると感じました。
半田そうめんの歴史は江戸時代に遡るらしいけど、私どもが分けてもらっている半田製麺が最も歴史が古く、一度訪ねたときの工場も年季の入った機械と、
ベテランの従業員さんが、かなり大きな工場なのに、まるで家内制手工業のような手技を駆使して、麺を伸ばし、熟成させ、という作業が活気溢れる空気の中で行われていました。